動きのはじまり

ブレインステップ4|延髄:生命を支える“自律のはじまり”

🧠 ブレインステップ4|延髄:生命を支える“自律のはじまり”

呼吸、心拍、嚥下、涙、咳、くしゃみ──

赤ちゃんが生まれた瞬間からはじまる「生命の律動」は、延髄という最も原始的な脳の部位によってコントロールされています。

この延髄が乱れると、呼吸が浅くなったり、嚥下が苦手になったり、感情の起伏や体調不良が続くことがあります。つまり、体と心の「土台のゆらぎ」が起きるのです。

特に現代では、ミルクの飲み方・呼吸の癖・睡眠の質などが、延髄の働きに深く影響しています。

「泣き止まない」「寝つけない」「いつも息苦しそう」──その背景に、延髄の発達支援が必要なサインが隠れていることも。

ブレインステップ4では、延髄の働きを整える視点から、“命をつなぐ神経の呼吸”を再起動していきます。

ポイント

🧠 ブレインステップ4|延髄:生命を支える“自律のはじまり”

ポイント(3つ)を以下に整理しました:


✅ 1. 無意識の「生命活動」を司る中枢

延髄は呼吸・心拍・嚥下・咳など、自律的で無意識な機能をコントロールする最重要エリアです。

ここが不安定だと「泣きやまない」「呼吸が浅い」「飲み込みにムラがある」など、乳幼児期から気になるサインが現れます。


✅ 2. 延髄は“感情の安定”にも深く関係

延髄の不安定さは、興奮・緊張・パニックなどの情緒面にも影響。

「情緒の波が激しい」「敏感でストレスに弱い」子は、延髄系のアプローチが必要かもしれません。


✅ 3. 支援のカギは「呼吸・吸啜・嚥下」の観察

ミルクの飲み方や呼吸の仕方、寝るときの姿勢──

日常の小さな癖から、延髄の発達状況を読み取り、アプローチすることが可能です。